代表者紹介

くるま工房 代表 木挽 和裕です。

私は、この自動車板金塗装修理業界の仕事に携わり、沢山の色々な人達と出逢い、そしてその沢山の人達に支えられ私自身が成長させて頂き感謝の気持ちを胸一杯にして日々過ごさせて頂いております。


 最初は、私の実家の近くの板金塗装修理専門の町工場に、板金工として修行しました。怒られながら、板金を覚えていった記憶しかないくらい、怒られてました(笑)しかし、それは愛情の裏返しで、あの修行時代がなければ、今の自分はなかったんじゃないかなと思い、当時の社長には、感謝しています。

その後、トヨタ某ディーラーに入り込んで、下請けしていた板金塗装修理専門店で、本格的な板金を経験していきました。設備は充実しており、大破の事故車両も、しっかり直す高度な技術を身に付けていきました。
この頃は、仕事量も多く、勤務も夜中までしていた事もありました。だけど、本当にいい先輩達が居てくれたお陰で、凄く楽しかったですし、私の板金技術のベースが出来た時期でもありました。

それから、自動車販売、整備、板金塗装、全てをカーサポートする来店型のお店で働きました。
当時の社長から『お前の人柄が好きやわ、うちで、板金工として、来てほしい』って言って頂けたのがきっかけで、そこで板金をする事になりました。ここでは、自由に作業もさせて頂けたのと同時に、自分の技術も着実にレベルアップしていきました。また、来店型のお店でもあるので、直接お客様が『綺麗になったわ、嬉しいわ、ありがとう‼』っていう言葉も聞ける事もあり、本当に心の底から、この板金塗装が好きになっていきました。

そんな時に、私の板金技術が飛躍的に変わった出来事と、ある人の出会いがありました。師匠でもあるデントビワレークの山田さんに出会い、その技術に驚愕しました。

『なんて凄い技術なんだ。少しでも学びたい』

山田さんは、無塗装板金(塗装しなくても、修復出来る技術)で、大きなへこみも、技術、スピードを駆使し修復する人でした。私は、山田さんの所に、仕事が終わってから、スクールに通いました。

そのお陰で、デント技術と、板金技術をミックスさせた、技術を身に付ける事ができました。私個人的な意見で、これから先は、デント技術が絶対に必要になると思ってました。本当に習って良かったです。確実にレベルアップした瞬間でした。

しかし、当時一緒に苦楽を共にし、頑張っていた塗装工の先輩が別の仕事をすると、転職することになりました。会社も塗装工を募集してましたが、中々入ってこなく、私はこれでは駄目だと思い会社に『塗装も、僕がやります‼』と言って、その辞めた先輩に教えて貰ったり、知り合いに聞きながら、勉強して覚えていきました。

出来るようになればなるほど、疑問も増えていきます。その疑問を知り合いに聞いても、あいまいな答えしか返ってこない事もあり、モヤモヤしてる事が多く、そんな日々を過ごしていました。

そんな時に、日本ペイントの技術アドバイザーの四元さんに出会いました。四元さんは、今では私にとっての塗装の師匠です。今までの疑問全てを四元さんにぶつけました。全て教えてくれました。『このおっさん、めっちゃ凄いな、なんて人だ‼』って思いました。しかも、私の塗り癖も、逆にプラスにしてくれるアドバイスもくれました。着実にレベルアップしました。

調色に関しても、職人根性を叩きつけてくれました『比色、調色の色差(ターゲット色と、自分が調色している色の差)は、0.1を目指さなあかんよ‼それぐらいの気持ちでやらんと‼』

それからは、その部分もこだわりの部分です。
そして、BP グランプリ2014に、塗装部門で挑戦する事になりました。


自分がどこまで出来るのか、自分の立ち位置も確認でき、弱点もわかる、こんな良い大会はないなと思い、挑戦しました。そして遂には、近畿北ブロック二次予選優勝、インテックス大阪の大舞台で、決勝大会に進出する事が出来ました。全国から、集まるファイナリストの方々と、大好きな塗装作業で競い合い、またいろいろな方々と仲良くなり、今でも、ラインのやり取りをしている人もいて、貴重な経験になりました。

それから、2016年、1月6日に、くるま工房を立ち上げ、独立開業を果たす運びになりました。
今までとは違い、自分の店として、責任感のある業務を確実にやっていくのは当然で、くるま工房の一番の商品である人柄と、何でも直す技術を全面に出し、今まで以上に精進していく次第です。
そんな、くるま工房をどうぞよろしくお願いいたします。

くるま工房 代表 木挽 和裕(こびき かずひろ)